ミル

團菊祭五月大歌舞伎昼の部 千穐楽(2006/05/25@歌舞伎座)

江戸の夕映え ふむふむ、海老蔵、菊之助、松緑、それぞれのお祖父さん達への当て書きの戯曲なんですか。その中で実際に見たことがある(らしい)のは二世松緑だけ。現松緑はお祖父さんとは全然違うキャラ(ニンが違う?)だと思うのだけれど、要領よく世間を…

五月大歌舞伎夜の部(2006/05/23@新橋演舞場)

宙乗りがあるので2階最前列と迷ったが、無知からの思い違いで、初めて「花横」を取ってみた。花道での派手な見栄はあまりなかったけど、迫力が違うなぁ。ただ、ホコリに弱いカモメ、鼻がムズムズするのには参った。 増補双級巴 石川五右衛門 吉右衛門、今月…

團菊祭五月大歌舞伎夜の部(2006/05/18@歌舞伎座)

傾城反魂香 将監閑居の場 時蔵の世話女房ぶりが良かった。なんとなく情が薄く見えてしまうことが多い人だけど、今回は全然そんな風に感じなかったし。三津五郎との息もぴったりで、安心して見ていられる。しかし何度見ても「名字ちょーだい」「吃りだからダ…

五月大歌舞伎昼の部(2006/05/16@新橋演舞場)

初めての演舞場。三階を探検に行き、西袖にモニターがあるのに驚いた。花道を映したりするんだろうか。だったら親切でいいよな。 ひと夜 エキセントリックな女(とその夫)に振り回される孤独な中年男。設定は大正時代だけど、現代のあちこちで起こっていそ…

TOTO(2006/05/07@東京国際フォーラム)

楽しみにしていた曲をほとんど演ってくれず、不完全燃焼だった。

四月大歌舞伎夜の部(2006/04/25@歌舞伎座)

井伊大老 六世中村歌右衛門五年祭追善口上 時雨西行 伊勢音頭恋寝刃 油屋 奥庭

四月大歌舞伎昼の部(2006/04/14@歌舞伎座)

六世歌右衛門五年祭の追善興行ってことで、縁の演目がならんでいるそうな。筋書はどうしよっかなーと思ったが、夜の部は楽日に見るのでその時にすることにした。どうせなら写真入ってた方がいいもん。 狐と笛吹き 男性が演じる女性を見ることには何の抵抗も…

東海道四谷怪談 北番(2006/03/30@シアターコクーン)

この北番のチケット、松竹で取れなかった。各種先行や優先の抽選に申し込みまくりハズレまくり、結局ぴあの一般でゲット。人気あるのねー、上演回数が少ないしねーなんて思っていたら、かなりの数がヤフオクに出ていて、勘弁してよってな気分に。別にこのチ…

東海道四谷怪談 南番(2006/03/24@シアターコクーン)

この劇場では数え切れないくらい芝居を観ているが、初めて2階席に座った。センター前から2列目で、傾斜が高いので前の人の頭が邪魔になることもなく、ストレスフリー。失敗はオペラグラスを持っていかなかったこと。コクーンくらいの広さなら大丈夫だろうと…

猿之助十八番の内 當世流小栗判官第二部(2006/03/23@国立劇場)

全体的に、第一部ほどの勢いがなかったような。 一部では思わなかったが、右近の台詞回しが勘三郎っぽく感じられた。声のトーンというか、音階が同じなんだろか。 お駒が小栗と祝言を挙げると聞いて焼き餅を焼く照手姫の様子が、「姫なんだけどあれやこれや…

PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場(2006/03/16マチネ@PARCO劇場)

ネタバレありますよ。ありますからね。 さて、これじゃ芝居に集中できないよ、と涙ぐみながら席に着いたが、「ぱぱぱ(「高田のばばば」だったのかも)、ぱぱぱ、ぱぱぱ、ぱぱぱ、パルコ歌舞伎見参!」で不本意にも笑ってしまって、頭の中のチャンネルが切り…

猿之助十八番の内 當世流小栗判官第一部(2006/03/15@国立劇場)

カモメはスーパー歌舞伎を観たことがないし、澤瀉屋一門の舞台自体が初めてだったりする。若手メインということで、どどーんと座頭!って人がいないのは寂しい気もするが、幕が開いてしまえば気にならなかった。 いつも思うが、国立は美術がとても美しい。 …

三月大歌舞伎夜の部(2006/03/13@歌舞伎座)

さて、タッチアップ問題で憤懣やるかたない気持ちを抱えたまま歌舞伎座へ。席に着いたらば、やけに揚げシュウマイくさい。周囲に中華のお弁当を持った人がいるんだろうと思って一幕耐えたが、二人椀久になってもまだシュウマイ。最後までシュウマイ。どうや…

三月大歌舞伎昼の部(2006/03/09@歌舞伎座)

吉例寿曽我 イヤホンガイドでは月が隠れたとか雲が晴れたとか解説してくれたけど、ほんの少し照明落とすとかしてくれると親切だし趣があるのになあと思った。がんどう返しが凄かった。上で決まっている二人はバランス取るの大変だろうなと思って見てたら、進…

文楽二月公演第一部(2006/02/21@国立劇場小劇場)

二度目の文楽はe+の得チケ。どの席になるかは当日までわからないので、オペラグラスを持っていった。チケットを受け取り座席を確認すると、床(って言うんですか?義太夫さんがいるところ)の真下と言っていい席で、こりゃオペラグラス使ったら変な人だな、…

二月大歌舞伎昼の部(2006/02/20@歌舞伎座)

チケットをもらったので、3階東袖前列で観劇。前に人がいないのはストレスがなくていい。でもやっぱり上手1/3近くは見えないので、カモメのような素人には向かない席だなと再確認。本当は素人こそいい席で見た方がいいんだろう。今回の場合、前に全体が見渡…

二月大歌舞伎夜の部(2006/02/14@歌舞伎座)

小判一両の時、1階下手側後方に「あたしもう帰るんだから!」と騒々しいババア老婦人がいた。しばらくして「自分の席に行くのよ!」と係員を振り切ってずかずか進んでいた人と同一人物?「最近の若い者は」とは良く言われることだが、こと歌舞伎座においては…

二月大歌舞伎昼の部(2006/02/10@歌舞伎座)

早めに到着したのでお稲荷さんにお参りでもしよう、と行ってみると、普段と様子が違う。あの狭いスペースに緋毛氈のベンチ(?)が置かれていたり、奉納品が積まれていたり、奉納者一覧が貼られていたり。幕間、初午のお祭りをしてます、お汁粉を振る舞いま…

ラブハンドル(2006/02/07@PARCO劇場)

中谷まゆみ+板垣恭一の芝居を観ると、「人生いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもないよな」と思う。明日からもなんとかやっていけそうだな、と。「5センチのハッピーエンド」とは良く言ったもんだ。 原田泰造。最近役者としてもいろいろやって…

新春特別舞踊公演(2006/01/28@歌舞伎座)

踊りだけの公演は初体験。「北州千歳寿」と「弓流し物語」は、ほえーっと感心してたら終わってしまった。両方とも派手な背景や化粧もない素踊りなのに凄みのようなものを感じたし、富十郎はそれプラス何気ない動きに色気があって、いろいろと新しい発見があ…

通し狂言 曽我梅菊念力弦(2006/01/26@国立劇場)

昨日、歌舞伎は他の演劇ほどアンサンブルが重要でないのかもしれないと思ったと書いたが、撤回。ひたすら主役を華やかに見せる演出であっても、力のある役者ならば調和の取れた舞台を創るんだ、というごくごく当たり前のことに気づいた本日の国立。芸歴は言…

新春浅草歌舞伎第一部(2006/01/25@浅草公会堂)

鳴神 お年玉で勘太郎が「キャリアウーマン」と評した雲の絶間姫。確かに仕事のためならカラダも使うバリキャリなんだけど、この『お仕事』を成功させたら好きな男に会わせてもらえるというのが彼女の原動力なんじゃないかとカモメは思っている。去り際彼女は…

滝沢演舞城

「カモメさん、松竹の会員なんですって?」 「はあ」 「お願い、タッキーのチケット、取って!」 「タッキー……。滝沢なんとかくんですか?」 「そう、秀明くんね。 どうしても○日のが欲しいの!」 「構いませんけど、平会員だからたいした席は取れないと思い…

新春浅草歌舞伎第二部(2006/01/20@浅草公会堂)

前から4列目。段差がないので見にくそうだったが、斜め前に座った人が忠臣蔵でずっと舟を漕いでいてくれて助かった。つか、3列目であれだけ眠れるのって凄いよな。 仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目 勘太郎ならこう演じるだろうな、という勘平。芝居の出来不出…

寿初春大歌舞伎夜の部(2006/01/18@歌舞伎座)

最後の幕間。おみやげにおめで鯛焼きを買おうと思っていたら、もう売店は終わってしまっていた。ちゃんとアナウンス聞いてないとダメね。 藤十郎の恋 実際の初代坂田籐十郎がこの逸話通りの人だったのかは知らねど、新坂田藤十郎襲名にわざわざこういう演目…

まぁ、いろいろ

バッグが欲しい 歌舞伎を見に行くのが習慣となりつつある昨今、「観劇用バッグ」が欲しくなってきた。筋書、ペットボトルのお茶、オペラグラスがすっぽり入って、両手が自由にならないとヤだからできれば肩掛け可能なヤツ。荷物が非常に少ない女なので、普段…

寿初春大歌舞伎昼の部(2006/01/12@歌舞伎座)

坂田藤十郎襲名披露。約15年ぶりに3階で観劇。上方のお芝居に興味がないわけじゃないけれど、襲名ってことでチケットがお高い。好きでもない役者の襲名披露公演に20000円は苦しい。2等席が14500円ってのもなあ、席にもよるけど、だったら3階最前列か東袖がい…

NODA・MAP『贋作・罪と罰』(2006/01/04ソワレ@シアターコクーン)

今年の初芝居。久々に段田さんが野田さんの芝居に出るってのが50%、昨年のメルスでの小松和重がすごく良くて、今回もやってくれるんじゃないかという期待50%。以上、この芝居を観るに当たっての動機付け。 たいして期待してなかった松たか子、案外良かった。…

COUNTDOWN JAPAN 05/06

今年は30日のみ。出演バンドの顔ぶれを考えると当然なんだろうけれど、やっぱり大人、つか我々のようなおっさんおばはんの姿を殆ど見かけない。やっぱりさ、正しい大人はこの時期すべきことが他にたくさんあるってことなのよね。 まずは物販へ。オフィシャル…

十二月大歌舞伎夜の部千秋楽(@歌舞伎座)

夜の部も2度目。やっと筋書をゲット。今月のように何度か見に来る場合、本当は最初に買っておいた方がいいとは思うんだけど、ついつい写真が出るまで待ってしまう。結果楽日まで筋書なしで通すことになった。本末転倒。 で、その筋書を、今回は芝のぶちゃん…