東海道四谷怪談 北番(2006/03/30@シアターコクーン)

この北番のチケット、松竹で取れなかった。各種先行や優先の抽選に申し込みまくりハズレまくり、結局ぴあの一般でゲット。人気あるのねー、上演回数が少ないしねーなんて思っていたら、かなりの数がヤフオクに出ていて、勘弁してよってな気分に。別にこのチケットに限った話ではないけど、世知辛い世の中だこと。
さて。開演前の劇場内には椎名林檎が流れ、なるほど南とは違うんだなという雰囲気。内容はねえ、なんか中途半端な感じ。ああ、こういう芝居もありだよなとは思うし、本水ならぬ人水なんか面白いんだけど、なんだろう、この消化不良感は。

  • 台詞詰まる人多すぎ。桶を蹴飛ばしたり、全体的にドタバタした印象。時期的にまだしょうがないのかなぁ。
  • 勘三郎、語尾の「〜しい」(「今に思えば恥ずかしい」とか)が「〜すぃ」に聞こえるもんで、そのたび( ゚д゚)ホスィ…を思い出してしまってちょっと困った。ただ「苦しい」はちゃんと「しい」に聞こえるわけだから、これはそういう決まりでもあるのかすぃら。
  • 七之助は普通の歌舞伎(って言い方もアレだけど)より、こういう半ば現代劇のような物の方が良い芝居をすると思う。
  • 新悟、努力はわかる。わかるんだけど、痛いっつーか痛々しいっつーか。まだ基本が出来ていない子にああいう小芝居させるのはどうかと思う。
  • 「薬くだせぇ」がアタマから離れない。
  • 勘三郎橋之助を思いっきり堪能したければ南番、扇雀ファンと七之助ファンは北番へどうぞ。