五月大歌舞伎昼の部(2006/05/16@新橋演舞場)

kamome142006-05-16

初めての演舞場。三階を探検に行き、西袖にモニターがあるのに驚いた。花道を映したりするんだろうか。だったら親切でいいよな。

ひと夜

エキセントリックな女(とその夫)に振り回される孤独な中年男。設定は大正時代だけど、現代のあちこちで起こっていそうなお話。雀右衛門が襲名興行でおとよを演じたそうだけれど、どうも可憐なイメージしかないので、ちょっと想像できない。

寿式三番叟

楽しくて見応えがあった。染五郎亀治郎、二人がこの年齢だからこその踊りだったんだと思う。5歳若かったらただ元気なだけだったろうし、5歳トシ取ってたらもう少し分別のある踊り(なにそれ)になるんじゃなかろーか。ただ、亀治郎はソロ向きのダンサーだな。種太郎がとても丁寧で良かった。三月に感心させられた壱太郎といい、十代の子たちがすごいぞ、歌舞伎。

夏祭浪花鑑

歌舞伎の型というのは美しいものなんだなあと再確認。福助、あのベタベタしたところが大好きなんだけど、このお辰はなんかちょっと。気っぷの良い姐さんキャラ、期待してたんだけどなー。