メルローズ・プレイス Season 1-22+23+24+25(@ムービープラス)

1-22 Three's a Crowd

アリソンとビリーはアマンダに誘われ湖畔の別荘で週末を過ごす。アマンダとビリーが惹かれ合っているのに気づいたアリソンは落ち着かない。アパートに戻った彼女はビリーに、ルームメイトと先輩がつきあうと自分のプライバシーが筒抜けになるので、アマンダとはつきあって欲しくないと告げる。うん、確かに言い分はごもっともなんだけど、とにかくキーキーキーキーした言い方なので説得力がない。でもって、ビリーにもアマンダにもアリソンに対する義理はないわけで、二人はつきあい始める。長く続いたこのドラマでアリソンは、それこそ何度も何度も「私たちいい友達よね、ビリー」と言い、ビリーが別の女性と関わろうとすると「私はビリーが好きなんだわ!」と豹変し、ビリーとその女性が別れると「やっぱり私たちって友達なのよ」と突き放すという嫌らしい性質を見せる。その原点はここにあったわけだ。
ジョーとジェイクは初めてベッドインする。ロンダはテレンスと会い、結婚話は「一時停止」してつきあい直すことにする。

1-23 My New Partner

キースがシングルになって再登場し、アリソンはもう一度彼とつきあうことにする。アマンダとビリーは関係を深める。勤めていたバイクショップが潰れてしまったジェイクは、自分で店を持とうと銀行にローンを申し込むが断られる。そんな様子を見たジョーは、拒否し続けてきた夫からの慰謝料を受け取ってジェイクに「投資」することにする。恋愛に金が絡むとろくなことにならないんだけどねえ。

1-24 Bye Bye, Billy

アリソンと芝居を見に行く予定だったビリー、急にアマンダの父親がLAに来て食事をすることになり、アリソンとの約束をキャンセルする。今まで話に出てきたアマンダパパ像は、別荘の書斎にかなりの蔵書(それも「文豪」たちの)を置いている、テレビは置かないなど、物静かで気むずかしいタイプかと想像していた。しかし登場したのはカモメの想像とは正反対の、実に俗っぽく、かつ成功したビジネスマンといったふうなおじさん。押しが強そうなあたり、なるほど父娘だなってな説得力はあるが。
さて仕方なく一人で出かけたアリソンは、カージャックに遭って車とバッグを奪われる。恐怖から立ち直れない彼女をキースが優しくいたわる一方、ビリーは罪悪感にさいなまれ、デート中にもアリソンのことを考えていることをアマンダに責められる。アリソン、ビリー、それぞれが互いの関係を考え直し、結局ビリーはアマンダと暮らすためにアパートを出る。アリソンはキースから一緒にシアトルに行こうと誘われる。
ジェイクは店の経理をジョーに任せることにし、ジョーはジェイクに店のネオンサインを贈る。新居を購入したテレンスはインテリアコーディネーターを雇うが、それが一時ロンダのルームメイトだったキャリー*1。キャリーはテレンスに秋波を送り、テレンスのまんざらでもない様子にロンダは腹を立てる。

1-25 Irreconcilable Similarities

アリソンは仕事を辞めてキースとシアトルに越すことに決める。驚き残念がるアマンダに「正直になったら?私がいなくなるとせいせいするでしょう」と絡みまくり、アマンダは「だったら言ってあげる。あなたがいなくなるなんて最高」と返す。この先何度も見られるバトルの、記念すべき第1回。ビリーはアマンダの女王様ぶりに耐えきれず、また、アリソンを悪く言われたことに腹を立て、同居を解消することにする。シアトル行き当日、ビリーはアリソンに行くなと言うが、アリソンは「遅すぎるわ」と機上の人となる。この二人が素直に気持ちを認めないがために迷惑を被る人々が、この後続々と出てくることとなるのね。アリソンはいつでも自分の気持ちに素直になれずに他人に当たる。アマンダは欲しい物がハッキリしていて、手に入れるためには手段を選ばない。どう見てもアマンダがヒール扱いなんだけど、どうもアリソンの粘着な性格は好きになれない。
ジェーンとマイケルの旧友サムがLAにやって来るが、マイケルは仕事の都合がつかない。ジェーンがひとりで会いに行くと、サムに「ずっと好きだった」とキスされてしまう。ジェーンはマイケルに黙っていたが、サムがマイケルに謝りに行ったため、夫婦喧嘩になる。サム役のロブ・エステスとジェーン役のジョシー・ビセットは、実生活で新婚夫婦だった。エステスは後にカイルという役で再び登場する。

……なんかさ、翻訳者の癖なのか、登場人物がしょっちゅう「この僕」「この私」と口にするんだよね。「この僕がそんなことするってのかい?」とか。ものすごく不自然。

*1:1-14 Drawing the Line