コインロッカー・ベイビーズ/村上龍

IMDbをうろうろしていたら見つけた。
http://www.imdb.com/title/tt0451019/?fr=c2l0ZT1kZnx0dD0xfGZiPXV8cG49MHxxPWNvaW5sb2NrZXJ8bXg9MjB8bG09NTAwfGh0bWw9MQ__;fc=1;ft=7;fm=1
なんとも豪華というか、ワケわからないというか、なんだそりゃというキャスト。本当に映画化されるんだったら嬉しいけれど、なぜ今。リブ・タイラーアネモネショーン・レノンがハシ? ひょっとしてギャロがキク?むーん。昔むかし、「ハシは本田恭章(懐)だよねっ」「わー、ぴったり! でも歌がねえ…」などと友達と盛り上がったのを思い出した。どこ行った、恭章。
で、久々に引っ張り出して読んでみて、やっぱりガリバーが死ぬところで泣いた。初めて読んだ中学生のときから、何度読んでもそこで涙が出てくる。条件反射になっているのかもしれない。泣くにふさわしい場面は他にあるだろうに。発表当時「近未来」だった世界がいつの間にか「過去」になり、自分より遙かに年上の登場人物たちが年下になっている。当たり前なのに、なんとなく腑に落ちない気分。

コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)

コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)