KOR3-JPN2/WBCアジアラウンド(@東京ドーム)

負け。

ホームベースを見下ろすような位置の、1塁側指定席で観戦。真後ろの若いカップルは韓国人らしく、スティックって言うんですか、水色のアレを試合開始前から叩き「△◎●×※◆!!!」(聞き取れない)と叫んで盛り上がっている。このお二人、試合中ずっとこのテンション。相手チームエリアであれだけ人目を気にせず応援できるのってすごいよなと感心しつつ、どこか懐かしい感じがするぞと考える。そうだ、日本シリーズだ。マリンスタジアム1塁側で、メガホン叩いてタイガースを応援していた阪神ファンを彷彿させるんだ。大阪にも韓国にも行ったことはないが(大阪は通り過ぎたことだけある)、ひょっとして両者の気質って似てるんじゃないのかしら。そんなことを考えながらぼけーっと試合開始を待っていると、スクリーンに長嶋さんの姿が。お元気そうで何より。さらにぼけーっとしていると、スクリーンに今度は皇太子ご夫妻の姿が。よく知らないけど、雅子様って病気なんじゃなかったっけ。治ったの?ともあれお元気そうで何より。
さて、試合。先に得点したものの、終始韓国に押されているように感じた。いや、カモメが背後の熱心なカップルさんの応援に押されていただけかも。とにかく1点リードして試合が展開している気が全然しなかった。ここまで神懸かり的強さを発揮してきた西岡も、「走者一掃!」と思ったライトへの当たりをファインプレーでキャッチされちゃって以降は精彩を欠き、なんか、ちょっと。韓国バッターには「ボールをよける」という概念がないのか*1、はたまた俊介の球なら当たっても害はないと判断したのかデッドボール連発だし、具臺晟(懐かしい)が出てきてからはみんなフライばっかり打ち上げるしで、イヤ〜な感じ。そのイヤ〜な感じが最大級になったのが、スンちゃんの打席。去年も交流戦セリーグのピッチャーを良く打ってたし、何しろ国際大会に強い。慎重に行ってね、と思う間もなくあっさりと打たれちゃったよ、ホームラン。その後も反撃の気配なく、試合終了。最後のバッターがイチローってのがまた象徴的。ネクストで呆然としていた西岡の姿が印象的。
今後30年なんちゃらって発言があったけど、日本はそこまで強くなかったってことなんだろう。この試合を見た限りでは、日本より韓国の方が強いから韓国が順当に勝った、としか思えなかった。次は強い日本が見たいものだなっと。

*1:あ、ほら、大阪出身の某選手もそうじゃん。大阪と韓国は似ている説、カモメの中でさらに強くなるの巻