夜明けと未来と未来のカタチ(ザ・コレクターズ)

「を、リリー・フランキーだ」とジャケットを手に取ってみたら、コレクターズだった。これって新譜だよね、確か? もう中古で出回ってるのかー。
このバンドに関しての知識はほとんどないが、加藤ひさしというソングライターは興味深く思っている。確か40いくつだと思うのだけれど、その年齢で実になんのてらいもなく愛や恋をうたう、その姿勢というか心意気や良し。それと、「すっごくイイ!」ってな詞の数秒後に(つまり同じ楽曲の中で)思わずずっこけてしまうような言葉が飛び出てきたりすることがあるのがおもしろい。古い音楽雑誌をぱらぱら見ていると時々このバンドの記事を見つけることがあるが、その時その時でこの加藤氏、ルックスが全然違う。不思議な人だ。

  • 未来のカタチ

曲を聴きながらふと風景が思い浮かぶことが多い。これを聴きながら浮かぶ風景に既視感を感じたのは、おそらくそれが『夜空ノムコウ』を彷彿とさせるものだったから*1。ある程度の年齢にならないと、実感としてわからない心境だと思う。切ないったら、もう。

  • 愛してるというより気にってる

1度だけ行った昨年夏のワンマンで、エピソードと共に初披露されたと思う。誤植かと思ったらどうやら違うようで、どういう意図なのか気になる。今のところこのアルバムの中でいちばん「気にってる」曲。わかりやすくポップでロック。

  • ファーザーアウェイ

あ、「father away」なのか。タイトルだけ見て、てっきり「fa"r"ther away」だと思った。かけてるのかなぁ。「mother away」だった時期を思い出した。もう大人だったし、特に何も思わなかったけど。

夜明けと未来と未来のカタチ

夜明けと未来と未来のカタチ

*1:「あのころの未来に ぼくらは立っているのかなぁ…」(夜空ノムコウ)「辿り着いて立った この場所は ボクら夢みてた 未来とおんなじ景色かい?」(未来のカタチ)